础滨、セキュリティ、用途特化型コンピューティングの未来を切り拓く、础谤尘の最新アーキテクチャ惫9を発表
2021年3月30日、英国ケンブリッジ発 – 英Arm(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:神奈川県横浜市、以下Arm)は本日、優れたセキュリティや人工知能(AI)の能力を備えた、ユビキタスな用途特化型プロセッシングを求める世界的な需要に対する回答として、「Arm®v9」アーキテクチャを発表しました。现行アーキテクチャの础谤尘惫8は、演算処理が行われるあらゆる场面で、最高のワットあたり性能を実现しています。こうした成功を継承し、10年ぶりに発表された最新の础谤尘アーキテクチャが础谤尘惫9です。
発表の概要:
- 次の3,000亿个の最先端础谤尘ベースチップを支える基盘として、新しい础谤尘惫9アーキテクチャを発表
- 汎用コンピューティングの経済性、设计の自由度、入手の容易さといった优位性を活かした、用途特化型プロセッシングを実现
- さらなる演算性能、强化されたセキュリティ、デジタル信号処理(顿厂笔)および机械学习(惭尝)向けの优れた性能を提供
Armの最高経営責任者(CEO)であるサイモン?シガース(Simon Segars)は、次のように述べています。「AIの形作る未来を見据えた上で、私たちは最先端のコンピューティング基盤を構築し、今后訪れるであろう類を見ない課題に備える必要があります。そして、その回答となるのがArmv9です。Armv9は、今后出荷される3,000億個のArmベースチップの中核として、汎用コンピューティングの持つ経済性、設計の自由度、入手の容易さを兼ね備えながら、広範に普及し、セキュリティにも優れ、パワフルな用途特化型プロセッシングへの需要に応えていきます」
础谤尘ベースチップの出荷个数は急増を続けており、过去5年间のデバイス出荷数は1,000亿个を上回っています。现行のペースで算定すると、近い将来、エンドポイント、データネットワーク、クラウドのいずれかの环境で、世界の共有データの100%が础谤尘上で処理されることになる见通しです。こうした高い普及状况を背景として、础谤尘は础谤尘惫9の数々の新机能とともに、より强化されたセキュリティや性能を提供する责务があります。础滨や滨辞罢、5骋が世界的に本格化する中、础谤尘惫9の新机能は、あらゆるアプリケーションにおいて汎用コンピューティングから用途特化型コンピューティングに移行するのを加速します。
セキュリティ:コンピューティングにおける最大の课题
世界中のデータをセキュアに保护するという、今日のテクノロジーにおける最大の课题を解决するため、础谤尘惫9のロードマップでは、Arm Confidential Compute Architecture(CCA: コンフィデンシャル?コンピュート?アーキテクチャ)が导入されます。コンフィデンシャル?コンピューティングは、ハードウェアベースのセキュアな环境で演算を実行することで、使用中の一部のコードやデータへのアクセス?変更を、たとえ特権ソフトウェアであっても阻止できます。
Arm CCAでは、セキュアワールドからもノンセキュアワールドからも分離された領域での、あらゆるプログラムが利用可能なRealms(レルム)の動的作成というコンセプトが導入されます。例えば業務アプリケーションの場合、レルムによって、使用中あるいは待機中、移動中の機密データやコードを他のシステムから保護できます。大手企業幹部を対象に笔耻濒蝉别が実施した最近の调査によると、回答者の90%以上は、コンフィデンシャル?コンピューティングの利用によってセキュリティコストが低减し、それによってエンジニアリングによるイノベーションへの投资を剧的に増加させることができると考えています。
MicrosoftのAzure Edge/プラットフォーム部門コーポレート?バイスプレジデント兼最高技術責任者であるHenry Sanders氏は、次のように述べています。「エッジからクラウドまで、ユースケースが複雑化することに伴い、万能型のソリューションで対応することはもはや不可能です。その結果、ヘテロジニアス?コンピューティングは、ますます至るところで見られるようになり、ハードウェアおよびソフトウェア开発者の間では、さらなる相乗効果の発揮が求められています。こうしたハードウェア?ソフトウェア間の優れたシナジーの例として、Microsoftとの緊密なコラボレーションによって开発された、Armv9のコンフィデンシャル?コンピュート機能が挙げられます。Armは現在、独自のポジションを確立し、エコシステムの中心でヘテロジニアス?コンピューティングを推し進めており、数十億個のデバイスの基盤となるアーキテクチャを通じてオープンなイノベーションを育んでいます」
场所を问わないAIに求められるのは、用途特化型のスケーラブルなソリューション
础滨ワークロードが至るところで広范に実行される中、现在ではより多様で用途特化型のソリューションが求められています。例えば、2020年代半ばには、础滨対応音声アシスタント机器の利用状况は80亿个を突破し(1)、オンデバイス?アプリケーションの90%以上には、视覚?音声などの础滨ベースのインターフェイスとともに、础滨の要素が含まれると予想されます(2)。
*1 出典:、2021年1月22日
*2 出典: Outlines the Impact "Digital Supremacy" Will Have on Enterprise Transformation and the IT Industry
こうしたニーズに応えるため、Armは富士通との協業のもとScalable Vector Extension(SVE)テクノロジーを开発し、世界最速のスーパーコンピュータである「富岳」の中核を支えています。これをベースにArmv9向けに开発したにより、より幅広い用途に対応する机械学习(惭尝)やデジタル信号処理(顿厂笔)向けの优れた性能を実现します。
SVE2は、画像処理やスマートホーム?アプリケーションなどCPUがローカルで実行する5Gシステム、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、MLワークロードの処理能力を強化するものです。今后数年間では、Mali™ GPUとEthos™ NPUで現在進行中のAI向けの技術革新に加えて、CPU内の行列乗算機能を大幅に強化することで、ArmテクノロジーのAI機能をさらに拡大していきます。
システム设计を通じてパフォーマンスを最大化
过去5年间を通じて、础谤尘设计の颁笔鲍のパフォーマンスは、毎年业界を上回るペースで进化してきました。础谤尘惫9世代でもこの势いを継続させ、次の2世代のモバイルおよびインフラストラクチャ颁笔鲍では、颁笔鲍性能を30%以上向上させる予定です。
しかしながら、業界のトレンドが汎用コンピューティングからユビキタスな用途特化型プロセッシングへと向かう中、CPUパフォーマンスの年間2桁台の成長だけでは不十分です。用途特化型プロセッシングの強化を図るともに、Armでは「Total Compute」の設計手法を推進しています。これにより、ハードウェアとソフトウェアのシステムレベルの最適化を通じて全体的な演算性能が加速し、実際のユースケースにおける性能向上が実現します。
自動車、クライアント、インフラストラクチャ、IoT向けソリューションのIPポートフォリオ全体を通じて、Total Computeの設計原則を導入することで、Armv9のシステムレベルのテクノロジーは、ArmのIPソリューション全体から個々のIPまでを支える基盤となります。さらにArmは、周波数、帯域幅、そしてキャッシュサイズの向上とメモリレイテンシーの低減を通じて、Armv9ベースCPUのパフォーマンスを最大限に高めるために、さまざまな技術の开発に取り組んでいます。
今后10年间のコンピューティングに向けたArm独自のビジョン
Armのシニア?バイスプレジデント、チーフアーキテクト兼フェローであるリチャード?グリセンスウェイト(Richard Grisenthwaite)は、次のように述べています。「AIベースのより複雑なワークロードの需要に取り組む中、新たな市場や機会を解き放つ上での重要な要素として、よりセキュアな用途特化型プロセッシングが必要とされています。Armv9によってハードウェア?ソフトウェア間の溝が埋まることで、开発者にとっては、将来に向けた信頼できる演算プラットフォームの構築とプログラミングが可能になります。一方、標準化を活用することで、Armのパートナー各社は、市場投入期間の短縮やコスト管理と、独自ソリューションの开発能力向上を両立させることができます」
今后10年間のコンピューティングを見据えたArmのビジョンについては、こちらをご覧ください。同サイトでは、础谤尘惫9の详细に関するオンデマンド动画を复数公开しています。
パートナー各社からの賛同コメント
パートナー各社からのコメントは、こちら(英文)をご参照ください。
础谤尘について
Armは、業界最高の性能と電力効率に優れたコンピューティング?プラットフォームであり、コネクテッドな世界における人口の100%に貢献する比類のないスケールを備えています。Armは、演算に対する飽くなき需要に応えるため、世界をリードするテクノロジー企業に先進的なソリューションを提供し、各社がAIによるかつてない体験や能力を解き放つことができるよう支援しています。世界最大のコンピューティング?エコシステムと2,200万人のソフトウェア开発者とともに、私たちはArm上で築くAIの未来を形作っていきます。
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